「円安・円高の影響と大企業の賃上げ戦略:経済素人の視点」

円安、円高、利上げ、利下げ、これらの言葉について経済の素人である私が思うこと。

 

大企業が賃上げすることができている。

その理由を、今が円安だからできたとする。

となると、 今後、円高になってしまうとせっかく賃上げしたのに、外国相手の大企業は収益が減ってしまう。

その結果、賃上げしてきたことで、人件費が高騰してしまう。

そんなバカなことをするために、この不景気な世の中で今のような大幅な賃上げをするはずはない。円安は維持される、またはさらなる円安が進むと予想できているから、賃上げを決行できた。

つまり、今後、円高になることはないと言える。

一般庶民にはわからない「かたち」で円安、円高のシナリオがあるのではないか。なんて。

 

世の中への「かたち」として、円高に一時的にはなるのかもしれないが、それは微々たるもので、その後にそれを発射台として円安がぐんと進行する。

そうなると、さらに大企業は賃上げができて、さらなる収入の格差が広がる。

人口減少がさらに進むのは確実なのだから、大企業として国内の需要を相手にすることはメリットが少なくなる。

となると、海外に拠点を移す。

そこでは円は使わずにドルを使う。

つまり、これからは円を持っているよりドルをもっている方が大企業としての資産価値は高まる。

ということは、円が売られてどんどん円安になる。

このことからも、今後、円高になる予想がたたない。なんて。

 

円安について、簡単に考えれば、

人口減少が起きて生産年齢人口が減る。

そして、需要と供給が減りお金の回りが小さくなる。

ほとんどの企業が国内での仕事が少なくなる。

そして、海外に仕事を探し出す。

つまり、円安になることしか思いつかない。なんて。

 

しかし、ここで移民の受け入れが数百、数千万人で確実にあれば、国内の人口は「かたち」として維持される。

あればだが。

地球が始まってからの歴史と比べたら、ほんの少し前に「鎖国」をしていた。

そんな歴史がある中で、はたして移民の受け入れは可能なのか。多様性という言葉が当たり前にある世の中だけど、移民の受け入れをする。それも数百、数千万人の受け入れができるのか。わからない。

ただ、その場合があるなら、その時はマーケットが活性化して円高になるのかもしれない。

くれぐれも、かもしれないの範囲だが。

 

円安、円高が今後どう動くのか経済の素人の私にはまったくわからない。

 

ただ、思うこと。

賃上げできていいなと。

私が働いているところは労組がない。

賃上げしてほしいといったところで、

「はいはい」でおわりだ。

 

給料よ、上がれ。